0.はじめに
- HOKUTOには、「For Objective」「Be Open」「Aim High」の3つのバリューと、それらのバリューに紐つく原則が存在し、これらに基づいて組織運営が行われています。
- For Objective: 目的を明確にし、全ての行動を目的達成に結びつける
- Be Open: 率直で透明なコミュニケーションを徹底し、情報の非対称性をコントロールする
- Aim High: 高い基準を持ち、卓越した価値を創出する
- 弊社は、これらのバリュー、及びそれを基盤とした企業文化にマッチする価値観を持った方々にジョインして頂きたいと考えており、採用プロセスでは価値観の適合性を最も重要な選考基準に置いています。
また、人事制度(評価、報酬、等級制度)においてもバリューに即した行動を高く評価する仕組みになっており、バリュー・企業文化にマッチしている方が活躍しやすい環境となっています。
そのため、ミスマッチ解消を目的として、社内で公開されているバリューについてのガイドラインを、選考に進んでいただける方にご共有しています。
1.For Objective
概要
目的を明確にし、全ての行動を目的達成に結びつける
私たちは「達成すべき目的は何か」を常に明確にし、組織のあらゆる階層で「この行動は何のために取るのか」を説明できる状態を保とうと努めています。
結果として実現したい状態を定義し、そこから最適な行動の仮説を逆算して組み立て、実行を通じて素早く全体像を修正する—こうしたプロセスが、組織全体の生産性と成果を持続的に高める原動力だと考えています。
原則
- 行動する前に、達成すべき目的を明確にする。
- HOKUTOにおける全ての行動は、達成したい目的からの逆算で設計する必要がある。従って、「なぜそれをやるのか?」という目的を説明できない状態で行動してはいけない。
- 仮に上司から降りてきた指示の目的が不明瞭であるときは、必ず説明を求めること。
- また、会社全体で達成しようとしている目的と、自分の仕事がどのように結びついているかの連鎖構造について、常に説明できるようにしておく。
- 目的と行動の整合性を意識し、素早い実行を通じて全体像を修正する。
- 「目的を達成するには何をすべきなのか?」や、「これら一連の行動を全て遂行した時、目的は本当に達成できるか?」を往来して自問自答し、目的と行動の整合性が保たれるように常に意識すること。
- 例えば、会議1つとっても、「その会議によって達成したい目的は何か?」を明確にした上で、「その目的を達成するためには、何について話し合うべきか?」、「これらのアジェンダで、その会議の目的を本当に達成できるか?」を繰り返し確認する必要がある。
- また、実行を通じて目的及び行動の妥当性を検証し、それらの全体像を再設計するサイクルをできるだけ素早く回すことが求められる。
- 上記の例であれば、会議を実施した結果、「達成すべき目的や、目的を達成するためのアジェンダを再設計する必要がある」と判明したら、次回開催までに修正する。
- 事象の本質的なメカニズムを考える。
- 目的を達成するための効果的な行動を設計するには、事象の本質的なメカニズムに着目することが重要である。
- 例えば、達成したい目的がある問題を解決することなら、思いついた表面的な解決策を実行するのではなく、その問題はどのようなメカニズムで発生しているのか、「なぜ」を繰り返して本質を深堀りした上で、どこに・どのように介入することが効果的なのかを考えて実行に移すべきである。
- 同様の理由で、HOKUTOにおいては既成・流行の施策をそのまま採用することは推奨されない。解くべき問題や制約条件を明らかにした上で、採用しようとしている既製・流行の施策はその解決に本当に繋がるのか、他の施策と比べて本当に優れているのかを考えることが求められる。
- 常に費用対効果を意識し、目的達成に不要なコストは1円であってもかけない。
- コストを投下するときは、投下する目的は何かを明確にし、その目的を達成する上で必要十分なだけ投下するようにする。
- 投資すべきところには思い切って投資を行う一方で、目的や、目的達成への寄与度が不明瞭なコストは1円たりとも使わないように倹約する。
- 例えば、豪華な設備や流行のサービスに「なんとなく」でコストをかけることは、HOKUTOにおいてはあってはならないことである。
- 全体最適となるように動く。
- 行動の妥当性は、その行動が一段階上の目的を考えた時に合理的なだけでなく、会社全体で達成しようとしている目的に照らし合わせた時に合理的であるかで判断すること。
- 一段階上の目的を達成しようとする行動が、会社全体の目的達成を阻害するような局所最適になってしまっては本末転倒である。
- 医療に大きなインパクトを与えうる、社会的責任を負う存在であることを認識し、複数のステークホルダーを意識した広い視野で、ミッション達成に向けた全体最適となるように行動しなければならない。
概要
率直で透明なコミュニケーションを徹底し、情報の非対称性をコントロールする
私たちは、意見や情報をオープンに共有することで、組織内の情報の非対称性を可能な限り制御することを目指しています。
相手が誰であろうと率直で忌憚のない議論を交わし、疑問点は遠慮なく質問し、ミスや失敗は積極的に開示し、ネガティブなフィードバックは当事者に直接伝えることが推奨されています。